愛育病院 入院生活1日目

出産体験

こんにちは、めぐろっこです。

 

いまだに育児で寝不足の日々が続いているのでブログを更新する時間がなかなか取れません。間が空いてしまいましたが、愛育病院での入院生活についてレポートしていきます。

 

愛育病院の入院生活、1日目。緊急帝王切開の手術が終わり、いわくつきのベッドごとゴロゴロと4人部屋に運ばれていきました(ベッドについては出産レポ⑤に記載した通り)。

 

そこで1時間ほどベッドや点滴のセッティングがなされた後に家族と面会し、お腹から出てきた我が子とも対面。夕方になると家族は帰宅し、ひとりベッドに残されました。

 

帝王切開は、下腹部を横に15cmほど切開する手術になるので、痛み止めなしでは到底耐えることができません。この日いちにちは、点滴で直接注入することができて即効性のある痛み止めが用意されていました。

 

「我慢しないで、痛いかも・・・と思ったらスイッチを押してくださいね~。スイッチを押すと痛み止めが身体に入って10分くらいで効きますから。我慢せずに早めにスイッチを押した方が良いですよ~」と看護スタッフが言っていたので、痛くなる前に痛み止めを注入するようにしていました。この痛み止めは、意識をぼんやりとさせる効果もあるようでした。

 

手術後はとても自力では動けないのでベッドに寝ているだけ。上半身を動かして本を読んだり携帯を使用したりはできるものの、今回は例のベッドのせいで自由に身動きがとれません(右腕には点滴の管が刺さっており、それがベッドの左側の点滴とつながっているため、動くと管を抜いてしまいそうで、自由に動くことができませんでした)。

 

やることもなく、痛み止めの効能で意識も朦朧としていたため、夕方から夜にかけては夢と現実をさまよっているような不思議な感覚でした。

 

手術当日は食事抜き。水分をとることもできません。ぼんやりしているうちに消灯時間になったようで、部屋の電気が消されて暗くなっていました。

 

夕方から夜にかけてぼんやりと寝ていたためか、夜は逆に神経が研ぎ澄まされた感覚になり、あまり寝ることはできませんでした。帝王切開の場合は身動きがとれないため、母子同室になるのは翌日からですが、経腟分娩の場合は当日から母子同室になります。同じ部屋には赤ちゃんが2人居たようで、赤ちゃんの泣き声が合唱のように鳴り響いていました。

 

眠れるかな・・・とウトウトしたときに、看護スタッフがやってきて「手術で血の巡りが悪くなっているので、身体の向きを変えますね~~」と身体の向きをゴロリと右向きから左向きに変えていきました。足には血流を止めないようにするポンプの役割をした装置がつけられているため、向きを変えるのも一苦労です。何度か向きを変えるので、夜はほとんど寝ることができませんでした。

 

ちなみに自力ではトイレも行けないので尿道カテーテルが入れられており、ベッド横の透明なバッグにオシッコが溜まっているようでした。また悪露も溜まってしまうと良くないため、何度も看護スタッフに「オシモの確認しますね~」と言って拭いてもらっていました。

 

この日は何から何まで人のお世話になって、なんとか生きているという状態。赤子を産んだ側ですが、まるで自分が赤子のように扱われるというのは不思議な感覚でした。

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