愛育病院 入院生活2日目

出産体験

こんにちは、めぐろっこです。

 

愛育病院の入院生活2日目。熟睡できず、ぼんやりと過ごしているうちに明るくなってきて、病院の起床時間になったようでした。朝は検温やオシモのチェック(悪露の様子の確認など)などでバタバタと人がやってきます。

 

本日は看護スタッフ2名が担当のようでした。どうやら1名の指導のために2名体制になっているようで、まず指導される側が身体を拭いたりしてくれるのですが、その後に指導係のひとが「違うでしょ、こうでしょ」と指摘して正していきます。指導ですので仕方ありませんが、いつも2度手間になるので面倒臭かったです・・・。

 

血流が滞らないようにするための足のポンプが外されて、着圧ソックスが履かされました。このときはまだ寝転がるしかできずに履き方を見ることができなかったため、この後に苦労することになります。

 

帝王切開の場合、当日は水分も一切摂ることができませんが、翌日から水を摂ることが許されます。まだ朝食はありません。

 

翌日から寝たきりの生活も終わりで、まずは自力でトイレまで歩く練習をすることになります(念のため看護スタッフが見守っていてくれます)。

 

「歩くのは痛そうだから、早めに痛み止めを打っておきます」と言ったところ、

 

「あ、その痛み止めはもう打ってはダメですよ!眠くなる作用があるので、打ってしまうと危ないんです」と制止されてしまいました。

 

えええ~~昨日は「いつでも好きな時に打ってくださいね!」と言われていたのに突然奪われなんて・・・!!今日から使えないと知っていたら今朝のうちに最後に1発を打っておいたのに(TT)

 

トイレへの自力歩行は、想像以上に痛くてしんどかったです。いつもの4倍くらい時間をかけて、ゆっくりゆっくりと歩き、たどりついてからも点滴やらなにやらゴチャゴチャついてる管が抜けないように丁寧に動かないといけないので、時間がかかりました。

 

この日は午後から個室(2万円)に移ることができるということで、歩行練習の後ほどなくして個室に引っ越しすることになりました。引越ししたのが正午頃で、そのときから帝王切開組の「母子同室」がスタートします。

 

看護スタッフさんに連れられて、部屋に赤ちゃんがやってきたのです!

そして赤ちゃんと2人きり。

 

 

正直に言って、どうしたらいいか分かりません。

 

驚くほど、赤ちゃんを産んだ実感がないのです。

 

 

帝王切開だからなのか、わたし個人の問題なのか、それは分かりません。とにかく産んだ実感がないため、まだ母性というものを感じることができませんでした。客観的に「赤ちゃんは小さいな~可愛いな~」という程度のことは思うのですが、「わたしの子!!天使がお腹から出てきた~~!!」みたいなテンションには一切なりませんでした。

 

むしろ、突然に現れた生命体、そして自分がその生命および今後の責任を担うのだという事実に恐怖を覚えました。子どもが欲しいと思っていたにも関わらず、赤ちゃんを目の前にしたことで、その責任の重大さに心が震えました。

 

赤ちゃんは昼から夕方まで大人しくスヤスヤと寝ており、とても可愛らしい様子でしたが、夕方から一気に豹変し、さらに私を苦悩させることになります。

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