こんにちは、めぐろっこです。
今回は愛育病院で推奨されている“母乳育児”についての話です。
“母乳育児”は愛育病院のみならず、最近では多くの病院で推奨されているようです。
東京オリンピックの時代には政府主導で人工ミルクが推奨されていたそうですが、政治や経済界などの思惑で推奨されるものも変化するものですね。(当時は母乳は栄養価が低い、ミルクのほうが優秀とされていたとか)
今は反対に「免疫がつく」という理由で母乳信仰が高まっているようです。
あまりにも母乳信仰が浸透しているため、昨今のお母さんたちは「母乳が出ない」「母乳で育てなきゃ」とノイローゼになることも。。。
母乳育児にこだわらなくても良い!
でも、ですよ。
母乳もミルクも、どちらでも子どもは育ちますよ。
母乳育ちの子だって風邪ひいてますよ。
外野の声なんか、どうでもいいです。
大事なのは、お母さんの身体と心の健康です。
母乳育児はハッキリ言って軌道に乗るまでは地獄です。
そして軌道に乗った後も、哺乳瓶拒否という地獄も待ち構えています。
母乳育児のデメリットも認識したうえで、修行するかどうか決めた方が良いなと思います。
愛育病院では「母乳が絶対!」方針だったので、ミルクにするという選択肢を思い浮かべることもなく、気付いたら母乳育児のスパルタ指導がスタートしました。
母乳育児でも、ミルクでも良いんです。無理する必要なんか無かったと思います。
それでも母乳育児を頑張るなら…
母乳育児は軌道に乗るまで3か月かかると言われています。
私の場合、産後1か月で苦しかった要因の大半は母乳育児にありました。
オススメ1 乳首の保護クリーム
母乳育児の苦しみといえば、「乳首の痛み」!
わたしも乳首が尋常じゃなく痛かったです。。。ヒリヒリして、服がすれるのも痛い!授乳ブラの代わりにユニクロのタンクトップを着てましたが、それが擦れるのも痛くて、もう半裸で過ごしたかった。というか実際に1か月くらい半裸で過ごしてました。夏だったし。
この痛みを乗り越えられたのは「ピュアレーン」という保護クリームのおかげでした。
授乳が終わったら、乳首を綺麗にしてピュアレーンを塗って、サランラップでパックしていました。あまりパックの時間が長いと雑菌が増えると言われたので、20分くらいで外すようにしてました。
※ここからamazonで購入できます。入院前に2本くらい用意しておくと安心。
オススメ2 母乳育児の指南書
母乳育児の苦しみは、「誰にも相談できない不安感」!
母乳は出ているのか自分で判断できないため、赤ちゃんが泣いていると「お腹が空いてるのかな?」と不安になってしまいます。周囲も気軽に「お腹が空いてるんじゃない?ミルク足したら?」などと声を掛けるので、ますます不安になっていきます。
愛育病院に母乳外来はあるんですが、入院中の助産師さんたちの質を見る限り、あまり期待できなかったので行きませんでした。また有名な桶谷式も賛否両論なので行くのを躊躇していました。
そんなときに出会ったバイブルがこちら。
WHO指針を分かりやすく解説しており、根拠と結論が明快です。理論上では、赤ちゃんが吸えば吸うほど母乳は生成されていくので、母乳不足というのは数日で解消されるものだそうです。
意外と“母乳不足”ではなくて“母乳過多”で赤ちゃんが泣いているケースも多いそうです。母乳は最初に出てくるものは薄く、段々とカロリーの高い濃いものが出てくるそう。“母乳過多”の場合、赤ちゃんは薄い母乳しか飲めません。“お腹が空いてるのにお腹がチャポチャポで気持ち悪い状態”になって赤ちゃんは泣いてしまいます。
後から考えてみると、息子たんも“母乳過多”で泣いていたように思います。
オススメ3 電動搾乳機
母乳育児の苦しみといえば、「哺乳瓶拒否」!
私の場合は2か月くらいで母乳育児が軌道に乗りましたが、今度は別の苦しみが襲ってきています。
それは「哺乳瓶拒否」です。
4か月も経つと、赤ちゃんはオッパイに慣れているので哺乳瓶を拒否してしまうのです。
息子たんも見ているこちらが辛くて泣けるほど哺乳瓶を拒否していました。
そこで知人に教えてもらった情報を参考にして、搾乳した母乳で慣れてもらう作戦にすることにしました。搾乳機は手動が安いですが、手動だと手が腱鞘炎になりかねません。
長期に使用する場合はメデラの電動搾乳機がオススメです。ダブルで左右とも搾乳すると時間短縮できる上に搾乳量も増えるそうです。
※ここからamazonで購入できます。購入するなら早めに投資した方が吉。
33,000円と値段は張るので迷いましたが、ミルク3か月分くらいのお値段と考えれば高くないと自分を納得させて…(笑)
購入してみた結果、とても良かったです!(>>詳細記事)
電動なので疲れないし、ほとんど痛みもないし、ぼーーーっとしている間に搾乳できるので、とっても楽ちんでした!
人工ミルク&哺乳瓶では完全拒否だった息子たんも、搾乳した母乳をコップで飲むぶんには拒否せずにゴクゴクと飲んでくれました(T▽T)
そのうち慣れてきたら搾乳した母乳&哺乳瓶でも大丈夫になり、だいぶ楽になりました。
そんなわけで、仕事復帰などで母乳育児を続けることが困難であると分かっている場合、最初からミルク育児にしておいたほうが肉体的にも心理的にも楽であると思います。
授乳中のお酒にもオススメ!
お酒好きな人にとっては、禁酒は辛いものですよね。
さきほどの電動搾乳機があれば、「お酒を呑んだときの母乳は搾乳して捨てる」という技が使えます。
お酒を呑む予定がある日までに少しずつ“アルコールが入っていない母乳”を搾乳して貯めておいて、
お酒を呑んだ日は貯めた母乳をあげておき、“アルコールが入っている母乳”を搾乳して捨てれば、
赤ちゃんにはアルコールが流れずに済みます。
とは言いつつ、母乳には当然良いところもある!!
母乳だと赤ちゃんに免疫がつくという利点があります。
また赤ちゃんが一生懸命に自分のオッパイに吸い付く姿は何とも可愛らしいものです。
めぐろっこ、何度も周囲にミルクへの移行を勧められましたが、この姿を見たいが故に母乳育児を断念できませんでした(笑)もう本当に可愛いです。離れたくない~~って思います。
母乳かミルクか。メリットデメリットを勘案したうえで選択したほうが良いなと痛感している、めぐろっこでした。
コメント
めぐろっこさん、こんにちは。kikikuです。
私も同じ書籍&ブログを参考にしてました~!
母乳育児ってホント簡単じゃないですよね~。
kikikuさん、こんにちは!また記事を読んでくださってありがとうございます^^ この書籍&ブログ良いですよね!悩んでいた時期、とっても助けられました。母乳育児は簡単じゃないってこと、もっと周知されると良いですよね。